
実践を通して「攻撃の6起点」を伝授 指導者向けの講習会開催
現代サッカーの“最重要メソッド”を伝授―
「日本サッカーの日本化」を目指す JAPANIZE FOOTBALLが独自に開発した「攻撃の6起点」について、講義と実技を交えてお伝えする講習会を開催しました。
サッカーを指導する皆さんに、3時間かけてお伝えした当日の様子をリポートします。
【チルドレンが語るオシムの指導】
講習会はJAPANIZE FOOTBALLの活動に共感いただいた、千葉市サッカー協会様と共催で2026年2月14日に実施し、協会に登録する指導者を中心に約20人が参加しました。
講師を務めたのは、JAPANIZE FOOTBALLアンバサーの羽生直剛さんと市原充喜さんです。
講習会でお伝えしたのはJAPANIZE FOOTBALLが、オシム監督の元通訳でプロの指導者でもある間瀬秀一さん監修のもと開発した「攻撃の6起点」という独自のメソッドです。
まず、オシム監督の教え子である羽生さんと市原さんが、オシム監督時代の印象深い練習を当時の思い出を交じえて紹介しました。

羽生さんは、過去の日本人指導者だと禁止することもあったアウトサイドでトラップするようなプレーでも、オシムさんは許してくれたというエピソードを紹介して、「固定概念ではなく、目的に合わせて最善の手段を選ぶ人だった」と振り返りました。
また、市原さんはリフティングしながらの5対3という練習を取り上げ、「技術に自信がなかったから衝撃的だったし、休みなく息が上がった状態でもすぐに次のトレーニングをしていて、体も頭も休まらなかった」と、つらくても充実していた当時の様子を懐かしんでいました。
【攻撃の6起点とは】
オシムさんとのエピソードも紹介したうえで、本題の「攻撃の6起点」を解説しました。

このメソッドでは、「1人の選手が前を向いてボールを持ち、誰からのプレッシャーも受けていない状態」を『起点』と定義しています。
現代サッカーの攻撃において、いかに起点を多くつくれるかが重要で、JAPANIZE FOOTBALLは6つの起点を定義して、それぞれの起点をつくるための技術、それを身に着ける練習法を開発しました。
起点は①持ち出し、②ターン、③ワンツー、④スルーパス、⑤前向きサポート、⑥フリックの6つです。
羽生さんと市原さんは、作戦ボードも使いながら、それぞれの起点について解説し、試合中のどんなシチュエーションで役に立つのか、より実践的な視点で伝えました。
「攻撃の6起点」の一部は公式YouTubeで動画でご紹介しています
【攻撃の6起点を実践】
講義のあとは、実際に体を動かしながら「攻撃の6起点」を体験し、さらにチームに落とし込むための練習法を学びました。
まずは、オシム監督の代名詞でもあったカラフルな多色ビブスを着てのウォーミングアップ。
最初は自由にパスをしていましたが、時間がたつにつれてボールを受ける体の部位を指定したり、パスできる色を限定したりと、どんどんルールを足していき、”オシム流”の頭が疲れる練習を体感してもらいました。

「攻撃の6起点」は、それぞれの起点を身に着けるためのドリルから実施しました。
例えば「ターン」を身に着けるドリル。
20メートルほど離れたうえで、中央に一列にディフェンスに見立てたコーンを並べます。
選手はいずれかのコーンの間でパスを呼び、ターンしてディフェンスをかわします。
これで、ディフェンスのプレッシャーを受けない『起点』ができます。
羽生さんと市原さんは、良いプレーが出ると「ナイス!」と声を掛けながら、「起点をつくるにはディフェンスの位置を把握しながら素早くターンすることが重要だ」と参加者に伝えていました。

さらに、6起点それぞれのドリルを終えたあとは、より実践的な練習法を実践しました。
例えば5対3でラインを通過して逆サイドへとボールを運ぶ練習では、6起点のいずれかを使わなければライン通過できないという制限をかけます。
選手は自分とディフェンス、味方の位置をみながら、適切な起点を選ぶための臨機応変で素早い判断が求められます。
参加者は大いに混乱しながらも、徐々にシチュエーションと選ぶべき起点の判断を身に着け始めているようでした。
【これからも独自の学びを】
講習会の最後に、羽生さんと市原さんから「きょうお伝えした内容をひとつのサンプルとして受け止めて、チームにあうやり方を考えてほしい」と、メッセージを伝えました。
講習会を終えた参加者は、「起点というチームにとって役立つ技術を知ることができたし、羽生さん、市原さんから直接学べたのはとても良い機会だった」と、手応えを感じているようでした。
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