「強みを知る」「自律して遊ぶ」オシムさんの教えをつなぐメモリアルイベント開催

JAPANIZE FOOTBALL 公式サイト

2026/06/19 20:00

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「僕は我が強い人間で、学校教育では評価されにくいタイプだった。でも、オシムさんはそれも良さだと認めてくれた」

 

佐藤勇人さんが、オシムさんと出会ったことで気づけた “強み” 。

 

JAPANIZE FOOTBALLのアンバサダーたちそれぞれが強みに気づいた瞬間、強みを大切にする重要性を伝えるイベントを開催しました。

 

 

【”強み”の気づき方】

 

JAPANIZE FOOTBALLはイビチャ・オシムさんが亡くなった5月に毎年、オシムさんを偲び、想いや学びを伝えるためのイベントを開催しています。

 

2026年5月10日、千葉県千葉市のフクダ電子アリーナ近くのフットサル施設、KELフットサル蘇我様を会場に「オシムチルドレン トーク&体験イベント」を実施しました。

 

ジェフユナイテッド市原・千葉様に協力いただき、イベント告知や参加者の募集も行っていただきました。

 

イベントには、JAPANIZE FOOTBALLアンバサダーの佐藤勇人さん、羽生直剛さん、市原充喜さんに加えて、トークのモデレーター役としてサッカーライターの細江克弥さんにも参加いただきました。

 

 

イベント前半のトークプログラムでは、細江さんがアンバサダーたちに質問を投げかける形で、オシムさんからの教えや、それぞれが考える「強み」についてのエピソードを引き出していきました。

 

イベントで語られた、それぞれの印象的な話をご紹介します。

 

 

【強みを磨けばいい】

 

羽生さんはオシムさんと出会って、自身の強みに気づかされたと言います。

 

オシムさんと出会った当時の羽生さんは、自身が必ずしも体格が良いというわけではなく、プロとして長く活躍できるイメージを持てていなかったそうです。

 

そんな羽生さんにオシムさんは「なんでそんなに自信なさそうにプレーするんだ?羽生には考えられる賢さと走り続けられる走力がある。それを磨けばいい」と声を掛けてくれたと言います。

 

「人と比べて自分を低く見積もるな。自分の強みを磨けばいいと、背中を押してもらった気がします。サッカーに限らず社会全体が、まず人のいいところを見ようとするようになってほしいと思っています」

 

 

羽生さんは今、人材育成の事業を行う企業を起こしてビジネスの世界に転じています。

 

「オシムさんのやり方の良いところを、一般社会にも伝えるという思いで活動しています」

 

 

【まず認めてくれた】

 

勇人さんは、オシムさんは監督というより教育者だったと話します。

 

「自分は我が強くて、学校教育の中では評価されなかった。プロサッカー選手としても、練習中から相手がベテランでもディフェンスで激しく削りに行くようなタイプでした。ほかの監督なら『やめてくれ』と言いそうなところを、オシムさんはその我の強さも良さだと、まず認めてくれました」

 

そして、ただ自分を押し通すだけでなく、チームに貢献する姿勢を最も認めてくれていたそうです。

 

「オシムさんが亡くなる前に、最後にインタビューをした時。僕のことを『ジェフで一番の発見だった』と言ってくれました。日本人選手らしい自己犠牲の精神がありながら、周りを気にしすぎずにプレーしたことを認めてくれました」

 

 

 

【ボールを持っていない時の自己犠牲】

 

市原さんは、現在プロの指導者として、主に小学生年代の子どもたちにサッカーを教えています。

 

オシムさんからの学びを活かし、子どもたちの強みを見つけることにフォーカスして指導しているということですが、特に勇人さんも挙げた「自己犠牲」の気持ちに注目しているそうです。

 

「技術はもちろん大事だし、頑張って走ることは大前提です。ただ、ボールを持っていないところの動きや姿勢を見逃さないようにしています。子どもたちそれぞれの強み、一生懸命ボールを取りに行くとか、自己犠牲になるようなプレーができる選手は、技術が追いついた時きっと伸びます」

 

 

会場を訪れた参加者は熱心にメモをとるなど、アンバサダーたちの話に真剣に耳を傾けていました。

 

 

【自律して遊ぶ】

 

イベント後半では、「自律して遊ぶ」をテーマに、フットサルコートで参加者が自由にボールを蹴る体験を実施しました。

 

ボール、ビブス、ミニゴール、マーカー、必要な道具は用意するものの、勇人さんたちアンバサダーからは指示をせず、自由に自分たちで考えて遊んでもらいます。

 

勇人さんがスペインのサッカーを視察した際に訪れた公園で、その場にいた子どもたちが誰に言われるでもなくボールを蹴り出し自然とミニゲームが始まる様子を見て、日本でも同じ光景が生まれるようにしたいという思いで企画しました。

 

体験イベント当日は近くを通りかかった人にも飛び入りで参加してもらい、当初からの参加者と合わせて約25人の、年齢も性別もばらばらなメンバーが自由にサッカーを楽しみました。

 

 

オシムさんの教えにも「考えて走る」という言葉があり、選手たちの自律したプレーを促しましたが、その場にいるそれぞれが考えてプレーするきっかけをつくる、JAPANIZE FOOTBALLらしい企画になったのではないでしょうか。

 

JAPANIZE FOOTBALLはオシムさんの想いをつなぐイベントを今後も続けていきます。

 

ウェブサイトをご覧の皆さんにも随時案内いたしますので、ぜひこれからのイベントや取り組みにご期待ください。

 

 

過去のオシムさんメモリアルイベントの様子はこちら
2025年 「強みを知って強みを活かす」オシムさんからの学びを親子に伝える
2024年 「技術だけでなく人間力を伸ばしたい」 指導者向けクリニックを開催
2023年 日本サッカーの日本化へ「JAPANIZE FOOTBALL」キックオフイベント開催

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